追加オプション:臭気拡散シミュレーション(詳細版)
臭気対策コンサルテーションにて測定した結果(臭気指数、排気条件)から、一定の条件(大気安定度、風向風速等)下での、詳細な臭気拡散シミュレーションを行います。
計算結果は地図上に表示することもでき、臭気の飛散状況の可視化する事ができます。
- ・臭気の飛散状況、最大臭気濃度到達距離の把握
- ・各排気口の対策順位付け
- ・対策前後の臭気状況の比較など
を容易に行うことができます。
主な特徴
- ・臭気指数分布の計算(悪臭防止法に準ずる)
- ・臭気指数拡散式:プルーム・パフ式 拡散パラメータ:Huber-Snyderモデル 排ガス上温式:Briggs式
- ・風下方向(1方向、16方向)建物1個ダウンドラフトによる影響を考慮
- ・計算結果を地図上に表示
シミュレーション実施までの流れ
臭気対策コンサルテーションのオプションとなりますので、調査項目の詳細は、臭気対策コンサルテーションをご確認ください。
①[臭気指数測定の実施]
排気口から臭気をサンプリングし、三点比較式臭袋法により、臭気指数(臭気濃度)を算出致します。
②[排気条件の入力]
排気口高さ、口径、向き、風速、温度、水分量(概算)、敷地内最大高さ建物(高さ、距離)等の条件をパラメータ入力します。
②[シミュレーション範囲、気象条件の設定]
風向・風速・大気安定度(それぞれ1条件)の場合に、どの程度臭気が飛散するかを専用ソフト上でシミュレーションし、結果を地図上に表示します。
実施事例
事例① 某食品工場様
[相談内容]
製品製造時、各工程から排気臭気が発生するが、周辺で苦情となっている排気口の特定が難しく、調査を行いたい。
[実施内容]
- ・臭気指数の測定
- ・排気条件の測定
- ・周辺調査の実施
[結果]
各排気口からの排気臭気飛散状況を可視化する事で、どの排気口からの臭気が周辺に影響しているのかの特定が容易となりました。また、すべての排気口排出臭気の飛散状況を地図上に表示する事で、工場全体の臭気現状把握を行えました。
周辺調査(実際にどの程度臭気が飛散しているかの確認)結果と比較する事で、シミュレーション結果の整合性もとる事ができました。
対策が必要な排気口の順位付けも行い、至急対策が必要な排気口を絞りこめましたので、本シミュレーションを対策に役立てることができました。
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対策前 |
対策後 |