2025.03.21
排気ダクトからのニオイに効果的な脱臭装置を専門会社がわかりやすく紹介

飲食店が最も気にしなければならないのが「ニオイによるクレーム」です。
厨房内や店舗内はまだ換気ができるから良いとして、その換気した空気は排気口を伝って勢いよく外に吐き出されます。
その先が特定の住居の窓に向いていれば当然住人からのクレームにつながり、路面に向いていると通行人からのクレームにつながってしまうでしょう。
そこで本記事では、飲食店で使用できる厨房排気ダクト用の脱臭装置を紹介します。
記事の後半では厨房内や店舗内の悪臭に効果的な脱臭装置の紹介もおこなうので、ニオイに悩んでいる飲食関係者の方はぜひ最後までご覧ください。
■ 目次
厨房排気ダクトからのニオイに効果を発揮する脱臭装置は?

まずは、厨房の排気ダクトから出るニオイに効果を発揮する脱臭装置について解説します。
厨房排気ダクトのニオイ対策には吸着法(フィルター)の脱臭装置がおすすめ
厨房排気ダクトから出るニオイへの対策には、基本的に吸着法(フィルター)を用いた脱臭装置がおすすめです。
ダクトから出るニオイはそのまま近隣住民からのクレームに直結しますが、業態によってはどうしても毎日にんにくを大量に使う、揚げ物をメインとしているので油のニオイはどうしても出てしまうという店舗もあることでしょう。
なので、まずはダクトから出るニオイを軽減するために吸着フィルターを用いた脱臭装置の導入が優先的なのです。
本項目では、吸着フィルターを用いた厨房排気ダクト用の脱臭装置の特徴やメリット・デメリットを解説します。
吸着方式の脱臭装置の特徴
吸着法を用いた脱臭装置は、調理の際に発生するニオイに対して高い脱臭効果を発揮します。
脱臭フィルター形式なのでメンテナンス(取り換え)も簡単であり、ニオイの度合いにあわせてフィルター数や層の数を調整できるという高いカスタマイズ性も備えています。
多くの飲食店で取り入れられている脱臭方法なので、信用性が高いことも吸着方式の脱臭装置の特徴だと言えるでしょう。
吸着方式の脱臭装置のメリット
すでに特徴の項目でもいくつか挙げましたが、吸着方式の脱臭装置のメリットは以下の通りです。
吸着方式の脱臭装置のメリット
- 装置の取り付けが簡単
- メンテナンスが簡単(フィルターの取り換えは店舗側でおこなえる)
- ニオイの強さによってカスタマイズが可能
特筆すべきはメンテナンスの簡単さです。
吸着方式の脱臭装置は見た目こそ大きいものの、ほとんどが吸着フィルターで構成されています。
なので、メンテナンスも基本的には定期的にフィルターの取り換えをおこなうだけで問題ありません。
業務用の脱臭装置でありながら維持管理が簡単な点が、吸着方式(フィルター)の最大の特徴であると言えるでしょう。
吸着方式の脱臭装置のデメリット
反対に、吸着方式の脱臭装置のデメリットは以下の通りです。
吸着方式の脱臭装置のデメリット
- 装置(外側)は大きいため、設置するためには十分なスペースが必要
- 臭気の濃度が高いと、頻繁にフィルターを交換する必要がある
- もしも活性炭フィルターを使用する場合、活性炭は可燃物なので消防署へ相談をおこなう必要がある
※活性炭フィルターに関して、今回本記事で紹介する脱臭装置のフィルターは「不燃性のセラミック無機繊維」なので問題ありません。もしもご自身で別の脱臭装置を選ぶ場合は、フィルターの種類に十分に注意してください。
吸着方式の脱臭装置で最大のデメリットは「交換頻度」です。
交換を自分たちでもおこなえる手軽さはメリットですが、その分自分たちでこまめにフィルターを交換しなければならないとなると、単純に清掃個所が1つ増えることになるので手間だと感じる人もいるのではないでしょうか。
それでも本記事で紹介する脱臭フィルターは、活性炭フィルターよりも寿命が長いのでデメリットを抑えることに成功しています。
この記事を読んでダクト用の脱臭装置に興味を持った方は、まずはここで紹介する「不燃性のセラミック無機繊維でできたフィルター」を使用する脱臭装置を検討してみましょう。
ダクトに脱臭装置を設置する前におこなえるニオイ対策

本項目では、実際にダクトに設置する脱臭装置を紹介する前にできる「飲食店のニオイ対策」を解説します。
脱臭装置は決して安い買い物ではないため、まずは自分たちでもできるニオイ対策を試したうえで、それでも近隣からニオイに関するクレームがくるレベルだと判断した場合は実際に脱臭機を検討するようにしましょう。
また、事前のニオイ対策をおこなうことで脱臭装置を使用した際の脱臭効果を高めることもできるので、導入するにせよしないにせよまずはここで紹介する3つの対策をおこなうことをおすすめします。
①排気ダクトの清掃をおこなう
まずは可能な範囲で厨房ダクト・排気ダクト・グリスフィルターなどの清掃をおこなうようにしましょう。
厨房ダクトやグリスフィルターは手作業で清掃することが可能です。
特にここは油汚れによる臭気が発生しやすい箇所なので、アルカリ性の洗剤を使って油汚れを落とすことを徹底しましょう。
手作業では落ちそうにない頑固な油汚れや、手作業では清掃が難しい排気ダクトにもニオイの原因が詰まっていると判断した場合は、清掃業者に依頼をおこなうことをおすすめします。
②排気口の高さや方向を調整する
次に検討すべきことは、排気口の高さや方向を変えることです。
本来であれば排気口から排出された空気や煙などは時間と共に広がって薄くなっていくので、そこまで強いニオイをあたりにまき散らすことはありません。
しかし、たとえば近隣の住宅の高さ(1階や2階の高さ)に排気口があったり、向きが特定の建物の方向を向いている場合はニオイがダイレクトにそこへ向かっていくので、クレームが発生しやすくなると言えるでしょう。
もし排気口の位置が低い・向きが特定の住居の方を向いている場合は、脱臭装置を導入してもニオイがマシになるだけでクレームをなくすまでの効果が得られない可能性があるため、事前に排気口の位置や向きの変更を検討しましょう。
③排気口以外にニオイが漏れる場所がないかを調べる
次に、排気口以外からニオイが漏れ出てしまう箇所がないかを調べておきましょう。
ダクトの脱臭装置はあくまで排気口から出るニオイを軽減する役割なので、厨房内のニオイ自体を改善するものではありません。
なので、厨房排気ダクト用の脱臭装置を導入しても、そこ以外からニオイが漏れ出てしまってはこちらも臭気の対策としては不十分です。
なので「建物に隙間があってニオイが漏れ出ている箇所はないか」をチェックし、もし隙間がある場合は目張りをおこなって厨房の空気が不用意に外へ流れ出ないように対策をおこないましょう。
※共生エアテクノは、異臭調査や臭気苦情の対策からでもあなたのお力になれます。
お困りの方はお気軽にこちらでお問い合わせください。
厨房排気ダクトのニオイ対策におすすめの脱臭装置

前項で記載した事前のニオイ対策を講じた上でも排気ダクトのニオイがキツイ場合は、厨房排気用脱臭装置の設置を検討してみましょう。
ここではおすすめの脱臭装置を2つ紹介します。
※本記事内では分かりやすく各脱臭装置の特徴を記載するので、詳しく知りたい方はHPの詳細を確認するか、共生エアテクノまで直接お問い合わせください。
厨房排気用脱臭装置|ゼオガイア
ゼオガイアは、大型商業施設や業務用厨房だけでなく、小規模な飲食店でも多数導入されている厨房排気用脱臭装置です。
ゼオガイア脱臭機の中に入っている脱臭フィルターは不燃性のセラミック無機繊維で作られているため、油に由来するニオイの吸着に打開効果を発揮するだけでなく、自然発火などの火災の原因も防いでくれるという優れモノです。
ゼオガイア脱臭機は使用するフィルターの枚数や段・列・層の数を細かく選択できるので、予算や店舗規模によって適したものを選べます。
もしも導入を検討する場合は、どれだけ臭気を軽減できるのかなどの事前テストからおこなうことが可能なので、お気軽に共生エアテクノまでお問い合わせ下さい。
ゼオガイアの詳細はこちら
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厨房排気用脱臭装置|KED-850Z
KED-850Zは、コンビニなどの小型店舗の厨房専用の脱臭装置です。(ゼオガイア脱臭装置のミニ版と捉えると分かりやすいかもしれません)
業務用と考えると心許ないかもしれませんが、最近は自宅の1階を飲食店にするなどの小規模な飲食経営をおこなう人も増えているので、そういった個人店や小規模経営の飲食店には適していると言えます。
価格もゼオガイアに比べるとかなり安価なので「脱臭装置を入れるほどの規模でもないと思ってたけど、最近ニオイが気になる……」という方は、ぜひお問い合わせください。
KED-850Zの詳細はこちら
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ニオイの元から断つ|厨房内のニオイ対策の方法も紹介
ここまでの項目では排気ダクト用の脱臭装置に関する内容を紹介してきましたが、ここまでにも軽く触れた通り、これは根本的なニオイの原因に対する対応ではありません。
もしも臭気の原因が厨房内や店舗内に残っている場合は、たとえ排気口からのニオイは軽減できたとしても新しい苦情・クレームが発生する可能性があります。
そこでここからは、ダクト以外にも根本的な厨房内のニオイに悩まされている方に向けて「他のニオイの原因への対策」を紹介します。
①排水溝・グリストラップの定期清掃
ニオイの原因になるのは何も空気だけではありません。
特に飲食店であれば排水溝に食材のカスなどの生ごみが流れ出すこともあるため、それらを受けるバスケットには1日でも相当な量の生ごみが溜まります。
また、グリストラップには、水と分離した油が常に溜まり続けます。
生ごみの部分は毎日捨てることがマニュアル化されているかもしれませんが、グリストラップに溜まった油は清掃にかなりの時間と労力がかかるため、毎日清掃しているところは少ないのではないでしょうか。
このグリストラップの清掃をおこたってしまうと、厨房内に漂う生ごみやヘドロのようなニオイの原因になってしまうのです。
なので、どれだけ大変でもグリストラップの清掃は1~3カ月に1回おこないましょう。
②生ごみの管理
飲食店では生ごみが大量に発生します。
これらのゴミの管理の仕方が悪いと、それが原因で悪臭が発生することがあります。
・ゴミ置き場内の清掃が行き届いておらず悪臭が外に漏れだす
・ゴミ箱内に汚れが溜まった状態で、清掃せずに上からゴミ袋をかぶせている
・シンクの下などの隙間に生ごみが溜まって腐り、異臭を放っている
これらは定期的な清掃を徹底すれば防ぐことが可能ですが、閉店作業などは人数や時間も決まっているため毎日満足に清掃できることは稀でしょう。
なので、曜日ごとに分けてゴミ箱を清掃する、月に1度はゴミ置き場を隅々まで清掃するなど1カ月単位での清掃個所を割り当て、放置してしまうことがないように常に清掃のサイクルを回すことを徹底しましょう。
③店内の脱臭に効果がある脱臭機を導入する
ここまでに紹介した①と②の方法を試しても、特に営業年数が長い店舗では壁や天井にニオイが染みついてしまい、どうしても悪臭がとれない可能性があります。
その場合は、店内の脱臭のための脱臭機として「オゾン発生器」を試してみましょう。
オゾン発生器はただ空気中の臭気を分解するだけでなく、壁や天井に染みついたニオイの原因にも作用して脱臭できる優れた脱臭機です。
また、オゾン発生器は菌やウイルスの除菌にも高い効果を発揮するので、人の出入りが多い飲食店にはもってこいの脱臭装置だと言えるでしょう。
次の項目では、このオゾン発生器について詳しく解説します。
店内に残る臭気対策にはオゾン発生器がおすすめ

前述した通り「店内に残る臭気」「壁や天井に染みついたニオイ」への対策としては、排気ダクトへの脱臭装置ではなくオゾン発生器がおすすめです。
オゾン発生器であれば空間の脱臭・除菌だけでなく、壁や天井に沁み込んでとれなくなった悪臭まで脱臭するため、一時的な脱臭ではなく原因に直接作用することも可能です。
本項目では飲食店での使用に適したオゾン発生器を2種類紹介するので、気になる方はHPの詳細も含めて確認してみてください。
※オゾン発生器はルールに従って使用しないと人体に悪影響を及ぼす可能性があります。ルールを守って使用すれば問題ないため、本項目の最後に記載している【補足】には必ず目を通してください。
ゲルリッツゼロ(G-Zero)
小規模でワンフロアの飲食店であれば、ゲルリッツプロがおすすめです。
ゲルリッツゼロは寸法が「25×20×16cm」と片手で持ち運べるコンパクトさを実現しながら、消臭範囲は120㎡とワンフロアの飲食店であれば1台で対応できるほどのハイスペックさを誇っているオゾン発生器です。
オゾン回収機能やタイマー機能も搭載しているため、退店前にタイマーをセットした状態でゲルリッツゼロを起動しておけば、開店作業時には十分に店内を除菌・脱臭したうえで安全なオゾン濃度にすることが可能となります。
初めてオゾン発生器を使用する方、個人で小規模な飲食店を経営されている方におすすめです。
機器名 | ゲルリッツゼロ(G-Zero) |
定価 | 270,000円(税込297,000円) |
消臭範囲 | 約120㎡まで |
その他 | オゾン回収機能付きタイマーによる運転調整機能あり |
ゲルリッツゼロの詳細はこちら
剛腕1000FR (GWD-1000FR)
剛腕1000FRは「高いオゾン発生量を誇る」「持ち運びが可能なほどにコンパクト」「オゾンの発生量を250〜1000mg/hまで調整可能」という特性を持っているので、どんな用途でも使用しやすいオゾン発生器です。
消費電力も49Wのゲルリッツゼロの半分であるため、ランニングコストがかかりにくい点も評価できます。
また、多くの方が心配しているであろうオゾン濃度に関しても、剛腕1000FRにはオゾン自動分解機能が搭載されているので自動的にオゾンを無害な酸素へ変換してくれます。
中〜大規模な飲食店で使用するには最適なオゾン発生器と言えるでしょう。
機器名 | 剛腕1000FR (GWD-1000FR) |
定価 | 398,000円(税込437,800円) |
風量 | 1.37 m3/min |
その他 | オゾン回収機能付き4段階のオゾン生成量調整機能ありタイマー機能あり |
剛腕1000FRの詳細はこちら
【補足】オゾン発生器を使用する際の注意点
前述の通り、オゾン発生器は生活臭の脱臭を得意としながら、コロナウイルスやインフルエンザウイルス、黄色ブドウ球菌などの飲食店の天敵とも言える菌・ウイルスの除菌効果も高いので飲食店での使用に適しています。
しかし、オゾン発生器は使い方を間違えると人体に悪影響を及ぼす可能性があるため、使用には十分に注意が必要です。
オゾン発生器を飲食店などで使用する場合の注意点
・オゾンが高濃度になるような使用方法は避ける(タイマー機能を活用する)
・使用後、数時間はその空間に立ち入らないようにする
・空間に立ち入れるようになれば、すみやかに換気をおこなう
・複数のスタッフが使用する場合は、使用マニュアルを作成し使い方の周知を徹底する
特に地下店舗は空気の入れ替えが難しく、退店の直前にタイマーをかけて使用したとしても開店時にオゾンの臭気が残っている可能性も考えられます。
その場合は、前項で紹介した「オゾン児童が回収機能」が搭載されたオゾン発生器の使用をおすすめします。
※オゾン濃度が一定を越えると、塩素のような独特な臭気を感じることがあります。オゾンの臭気を感じる場合はオゾン濃度が0.1以上の可能性があるため、入口など外からでも開けられる扉や窓をすみやかに開けた上で外に出ましょう。
参考:オゾン濃度ごとの人体への影響
オゾンの濃度(ppm) | 人体への影響 |
0.01~0.02 | わずかなオゾン臭を感じる(目立った影響はない) |
0.1 | オゾン臭を感じ、鼻やのどへの刺激を感じる(オゾンが人体へ影響を及ぼすとされる基準の濃度) |
0.2~0.5 | 視力の低下が起こる |
0.4~0.5 | 上気道への刺激を感じる |
1~2 | 頭痛、胸の痛み、咳が出始める |
5~10 | 脈拍の異常や呼吸困難が発生する |
50 | 命の危険が生じる |
排気ダクトの脱臭装置選びは【共生エアテクノ】におまかせ
ここまで排気ダクトの脱臭機やオゾン発生器など、厨房で発生する臭気に対応可能な脱臭装置を紹介しました。
しかし、中には「より具体的な脱臭装置の説明が聞きたい」「自分だけの判断ではなく、プロの意見も聞いた上で脱臭装置を選びたい」という方もいらっしゃるでしょう。
そんな時は、お気軽に共生エアテクノまでお問い合わせください。
弊社は創業以来、消臭・脱臭に一意専心している「クサイに挑むプロフェッショナル集団」です。
最適な機器の提案から臭気の発生原因の特定、脱臭に関する工事まであらゆることに対応しますので、まずはあなたのお悩みをお聞かせください。
まとめ

今回は、厨房排気ダクトで使用する脱臭装置の紹介と、厨房内・店舗内の悪臭に効果を発揮するオゾン発生器について紹介しました。
飲食店にとって排気口から出るニオイの問題は避けては通れないので、可能であれば施工時から排気ダクト用のフィルターは最新のものを選ぶことをおすすめします。
もしも後から脱臭装置を入れたいとなった場合でも、選択する脱臭装置の種類によっては簡単な工事だけで装着できるものもあるので、自己判断で導入に踏み切る・諦めるなどの判断をする前に、まずはニオイに関する問題のプロである我々にご相談ください。
※無理に話を進めたり、強引に売り込みをすることはありませんのでご安心ください。