火事・火災後脱臭工事
共生エアテクノが火事・火災後脱臭工事をさせていただく時は、
1. 臭気強度を測定し、脱臭後の臭気レベルを保証します。
2. 臭気判定士等の有資格者が現場管理します。
3. 人体に安全な消臭剤と、高濃度オゾンガスを使用します。
4. 施工要領書・施工報告書を提出します。
5. 臭気発生源を除去するため、スス除去工事も施工します。
6. 全国対応します。

オゾン脱臭機
工事の概略

オゾン生成機
酸素ガス・高濃度オゾン生成機
消臭剤の噴霧
1.スケルトン工事
火事・火災によるススの付着した建材は勿論、付着していない建材や什器やダクトなどを、建設業者様に取り除いていただきます。
2.スス除去工事
躯体に残存するススや火事・火災の焼け焦げ跡を特殊な薬剤を使用して消臭しながら除去します。
又、水処理が不可能な時はグラインダーで除去します。
臭気発生源を除去し、ダイオキシン対策にも必ず徹底したスス除去が必要です。
弊社にても工事を承っています。
3.オゾン脱臭工事
現場の広さに適合したオゾン発生装置と換気装置を稼働させ、オゾン触媒装置なども使用し、火事・火災の臭気等を強制酸化分解します。
又、特殊薬剤やオゾン分解触媒装置も併用して、高効率化・工事期間の短縮を図ります。
4.火災消臭の工事期間
スス除去から火事消臭完了まで、4~7日間の工期が必要です。
他の業者さんは立入禁止となります。
ご要望があれば、当社の基本施工要領書・工程表をお送りします。

RC造:薬剤洗浄の例
スス除去前

RC造:薬剤洗浄の例
スス除去後

木造:グラインダー施工の例

RC造:グラインダー施工の例
工程の概略

火事や火災で発生する焼け焦げ臭は、臭気の中でもかなり閾値の低い臭気に分類されます。(閾値とは、何のにおいか分からなくても何かにおいを感知できる最小濃度)つまり、焼け焦げた物質やススが少し残留しているだけでも、何かにおいがあることが分かってしまう為、徹底的な対策が必要な臭気なのです。特に女性の場合強く感じられます。
消臭剤を吹きかけるだけなんて、焼け石に水。焼け焦げ臭気の成分の特徴や、下地材に染みついている臭気があることをよく理解した上で脱臭する必要があります。
◆ 焼け焦げ臭の成分
火事や火災の焼け焦げ臭の成分には下記のような成分が含まれています。これら成分は自然分解がなかなか進まない物が多く、通常の換気対策では2~3年間の期間が必要です。
<成分> フルフリルアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n-ブチルアルデヒド、n-バレルアルデヒド、トルエン、ペンタン、プロパン、ベンゼン、1-ペンテン、塩化水素、ヘキサン、イソペンタン
◆ スケルトン状態へ
壁や天井に染みこんだ火事や火災の焼け焦げ臭は、空間に漂う焼け焦げ臭の数百万倍です。この染みこんだ臭気の対策は非常に困難で、換気をいくら行っても換気を停止するとすぐに室内に臭気が充満してしまいます。その為、汚染された内装材を撤去し、スケルトン状態にするのが最短で確実な方法といえます。
コンクリート面や柱・梁・束・野地板などに付着したススや焼け焦げ後は、出来る限りクリーニングを掛けて除去します。サンダーやワイヤーブラシを使用して除去しますが、弊社においても特殊な薬剤を使用してススの除去工事をいたしております。
◆ 染み込んだ焼け焦げ臭
スケルトン状態にして、ススを除去しても、天井裏やコンクリートには火事や火災の焼け焦げ臭が染みこんでいます。そこで効果的なのがオゾンガスです。オゾンガスは市販の消臭剤とは異なり、染みこんだ臭気を強力に酸化分解し低減化します。
さらに、オゾンでは反応しにくい臭気には、業務用の超高分子薬液を使用し低減します。臭気の強さにもよりますが、火災後の焼け焦げ臭除去には、3~5日間の期間が必要です。作業中は関係者以外入室禁止の処置を取ります。
◆ ダイオキシンの生成
火事や火災事故現場においてはダイオキシンの発生や残留による健康被害が問題になっております。燃焼した材質にもよりますが、低温でくすぶるように燃えることが多い火災現場では大量のダイオキシンが生成されます。現場の残留ダイオキシンについて確実な調査と対策が必要で、ススや焼け焦げ跡をきれいに除去する事が重要です。
火事・火災の災害復旧工事に着手する前にご相談下さい。
貴社でスケルトン後、劇的に変わる「スス除去消臭工事」も請負います。
脱臭の本番は「高濃度オゾン脱臭工事」で問題のない数値レベルまで脱臭します。
このページのTOPへ
施工事例
テナント

上:スス除去前、下:スス除去後
上記写真のように真っ黒だった壁が綺麗になります。又、特殊薬剤の使用によりニオイも除去でき、劇的に環境が改善できます。
・火元店舗+隣接店舗
・800平米
・脱臭前臭気レベル:におい測定機シグマ値:480
・脱臭後臭気レベル:におい測定機シグマ値:220
・状況:
テナントビルで火災発生。
地元のゼネコン様からお電話があり、お打ち合わせしました。
まずゼネコン様にスケルトン状態に解体して頂き、当社がスス洗浄消臭作業を行いました。
特殊な薬剤を使用する為ススは綺麗に除去でき、ニオイも劇的に低下しました。
(4日間の作業)そして、超高分子の消臭剤を噴霧後、オゾン脱臭を4日間作業しました。結果はオーナー様も大変ご満足され内装復旧工事に着手されました。

高濃度オゾン生成機

高濃度オゾン生成機
マンション

・マンション2LDK210m3
・脱臭前臭気レベル:におい測定機シグマ値:650
・脱臭後臭気レベル:におい測定機シグマ値:240
・写真:上は超高分子消臭薬剤の噴霧。下は高濃度オゾン生成機
・状況:
既設の分譲マンションで火災発生。
即座にゼネコン様からお電話がありお打ち合わせしました。
まずスケルトン状態に解体して頂き、クリーニング屋さんが焼け焦げ跡やススを、グラインダーを使用して大変苦労され除去して頂きました。(もちろん黒焦げは残ってしまいます)オゾン脱臭は当初7日間の予定でしたが、前処理が完璧であったため4日間の工事期間に短縮できました。
又、超高分子の消臭薬剤も効果を発揮しました。
営業倉庫

・倉庫内、倉庫屋根裏
・7.000m3
・脱臭前臭気レベル:におい測定機シグマ値:880
・脱臭後臭気レベル:におい測定機シグマ値:260
・写真:上はにおい測定機による測定。下は高濃度オゾン生成機
・状況:
倉庫内で火災発生し発泡ウレタンや商品が燃えました。屋根裏にもススが全体に広がり真っ黒でした。
オゾン生成装置は酸素ガスを使用する高濃度タイプを複数使用し超高分子消臭薬剤も数度にわたり噴霧して臭気を低減しました。
面積が膨大なため、10日間の脱臭工事となりました。
無事に検収を終えましたが、屋根裏はかなりのススが残存しており超高分子消臭薬剤の威力と、換気の重要性を認識しました。
老健施設

・老健施設増築工事
・3.500m3
・脱臭前臭気レベル:におい測定機シグマ値:390
・脱臭後臭気レベル:におい測定機シグマ値:203
・写真:上は密閉養生(木枠)。下は酸素ガス仕様のオゾン生成装置
・状況:
増築中に発泡ウレタンに引火して火災発生。
天井や壁の真っ黒にげた発泡ウレタンは高圧洗浄と人手によるケレンで綺麗にしていただきました。
オゾン脱臭装置は酸素ガスを使用する高濃度タイプを複数使用して臭気を低減しました。
施工容積が大きいため7日間の脱臭工事となりました。
オゾン脱臭は密閉が重要です。養生は丁寧に!
このページのTOPへ
RCスス除去事例

スス除去前(階段3階壁面)

スス除去後(階段3階壁面)

スス除去前(3階奥部屋入口上部)

スス除去後(3階奥部屋入口上部)

ススと錆シミ除去前(3階奥部屋)

ススと錆シミ除去後(3階奥部屋)

梁の作業風景①

梁の作業風景②
火災後の ダイオキシン の調査・分析を致します
弊社の経験豊富な、「臭気判定士」や「シックハウス診断士」たちが、調査し、分析いたします。
ダイオキシン除去の工事まで提案・施工いたしております。

火災現場で不燃性のプラスチックやビニールなどが低温でくすぶるように燃えた際、多量に発生するといわれるダイオキシン。
共生エアテクノでは、火災現場における焼焦げ臭やダイオキシンの環境アセスメントから、残留ダイオキシンの分解処理までを総合的にサポートいたします。
火災現場においてダイオキシン濃度を測ることは、極めて大切です。その結果によっては、人体に対して
重大な健康被害をもたらす可能性があるからです。また、後に使用者より健康被害とダイオキシンの因果関係を求められる場合もあります。
特に生活空間や、不特定多数の人が出入りする施設などの火災復旧工事では、工事後に、公正な第三者測定機関により測定対象物件の安全性を確認することをお奨めしております。