臭気調査・原因特定
異臭・悪臭の発生源調査を致します
弊社の経験豊富な、「臭気判定士」や「シックハウス診断士」たちが、
異臭調査し異臭分析して、原因を特定します。
建築業者様や設備業者様でも分らなかった異臭や悪臭の原因を、
この悪臭調査により90%は原因特定しています。
諦めないで、臭い調査や臭い分析は弊社にご相談下さい。
臭気除去の工事まで提案・施工いたしております。
「どこから臭気が出てくるか、わからない」 「悪臭がランダムに発生する」 弊社には毎日のようにお客様から、このようなお問い合わせが来ます。臭気はガス体で、目に見えないので、全く予想もつかない小さな隙間から次々と部屋内に浸入して参ります。
・どこからか、原因不明の異臭が発生している。
・汚水臭が室内に侵入してくる。
・室内に異臭が発生している。
設備業者さんに色々調べてもらったが原因がわからない。
何としてでも原因を調査し、対策したい。
・室内に染み込んだ臭気を完全に除去したい。
・改装工事を行ったところ、異臭が発生している。
・但し、近隣などで発生した臭気は、一旦大気解放されるため、発生源をどこまで特定できるかは分かりません。
においの種類は約40万種類もあると言われており、においの種類により発生箇所・時間・強さも様々です。
臭気調査では、経験豊富な臭気判定士・シックハウス診断士等の専門技術者が調査を行い、測定機器と嗅覚を用いて、臭気の種類・強さ・発生源の特定・対策案を一環してサポート致します。
原因が分れば対策は打てます!
臭気調査費用概算 : 150,000円(税込165,000円)~480,000円(税込528,000円)
※調査方法や内容、規模等に応じて変動致しますのでご相談下さい。
※交通費諸経費別途となります。
事例のご紹介
~シーズン1~ ニオイの謎を解け!「におい刑事」悪臭だけの特命係/クサ相棒
都内某所、T様邸。
T様ご夫妻は念願の一戸建てを完成させたばかりだった
仕事場も兼ねるはずだった地下1階で、異臭問題は発生した。
11月下旬。まだ冬の寒さが訪れる前。
異臭発生源調査の依頼を頂戴し、におい刑事の松林と、クサ相棒の佐藤は、T様邸のニオイ捜査に踏み込んだ。
そこで見たもの・・。
それは、素人の方で考えられる範囲での、あるとあらゆる対策を施したと思われるあとだった・・。
しかし、奮闘の甲斐も虚しく、下水系臭気の発生は続いているとの事。
奥様は「原因が分からず、不安で夜も寝られない」と疲労困憊。
それもそうだろう。考えても見て欲しい。
あなたの家がもし、下水のような臭気で満ち溢れているとしたら・・。
そんなところで快適な生活、深呼吸して過ごせるだろうか?
ニオイ捜査当日。
におい刑事と、クサ相棒が鼻を踏み入れた時。
見えざる敵:悪臭は、蜘蛛の子を散らすかのように息を潜め、そのニオイをなかなか表さなかった。
しかし、におい刑事とクサ相棒の嗅覚は鍛え抜かれている。
慎重に慎重に、まずは嗅覚で嗅ぎ廻る。
僅かな異臭も嗅ぎ逃さない。
過去、数百件に及ぶニオイ捜査の経験から、あらゆる事象を想定し、ニオイ犯を追い詰めるがごとく、二人の鼻が勇躍する。
「おかしい。」
におい刑事が首をかしげる。
どこかに潜んでいるニオイ。
「ゲホッゲホッ」
におい刑事が首をかしげていたその時、クサ相棒が激しく咳き込む。
「どうした??」
「アジトを突き止めましたっ!!」
クサ相棒が異臭の発生源を突き止めた。
そこは、廊下の突き当たりの窓から外に出た、通称「ドライエリア」。
ドライエリアの地層に、「汚水槽」が設置されていた。
まさにT様邸で僅かに感じた異臭の質が、この汚水槽の中の質と、強弱こそあれ、全く同じだったのだ。
でもなぜ?
汚水槽のニオイが家の中で発生する??
普通に考えれば、絶対にあり得ない。いや、あり得てはいけない話だ。
におい刑事とクサ相棒は、思わず顔を見合わせ、目と目で会話した。
「何かおかしい」と。
ここで一度、疲労した嗅覚をリセットする為に、
外気へ出た。
におい刑事とクサ相棒は、「鼻を洗う」と言う。
つまり新鮮な外気をたっぷり吸い込み、疲労した嗅覚をリセットするのだ。
さらにそこでお互いの疑問点を話し合い、次のニオイ捜査を探っていく。
ベテラン臭気判定士2名だからこその経験と経験がぶつかり合う瞬間だ。
その話し合いの結果、捜査班は2手に分かれた。
におい刑事は再度、室内を徹底的にあらいなおす為、室内嗅ぎ廻りに。
クサ相棒はアジトである汚水槽に張り込み。何か異変がないかを嗅ぎ廻る。
におい刑事は捜査の絞り込みを行った。
すると、特に悪臭が強く出ている箇所を確認した。
「ここが悪臭犯の出入口なのか?」。
におい刑事は何かを得た。
一方、汚水槽の中をくまなくチェックしていたクサ相棒も、慎重に槽の中を鼻と目で探っていた。
「これは??なんだ!」
汚水槽に入る汚水・雑排水配管と躯体の隙間。
その隙間を、熟練臭気判定士のクサ相棒:佐藤は見逃さなかった!
両者が時を同じくして、取り出した七つ道具。
それは、「スモークテスター」通称:ケムカンだった。
ケムカンは、気流を視覚化出来る。
二人ははやる気持ちを抑え、慎重にケムカンによる気流調査を行った。
・・その結果。
ニオイ犯の出入口からは、空気が室内側に勢いよく吹き出しており、
汚水槽の配管の隙間からは、空気が室内側に勢いよく吸い込まれていたのだ!
これで謎の全容が明らかになったと言っても過言ではない。
におい刑事とクサ相棒は、冷静にT様ご夫妻に状況を報告し、ほぼ解決の糸口は見えたかに思えた。
しかし・・。
T様は「それをどうやって説明すればいいのでしょうか?」と不安を隠しきれない様子であった。
どうやって証明すればいいのか。
におい刑事とクサ相棒は、ついに決断した。
特殊なトレースガスとセンサーを使い、目に見えない異臭侵入経路を特定する事を・・。
すぐさま計画は実行にうつされた。
トレースガスを仮想:悪臭犯として、アジトである汚水槽の中にトレースガスを解き放つ。
そしてそれをキャッチする高濃度センサーが、室内で包囲網を張り、仮想:悪臭犯が漏れ出てくるのを待ち受けているのだ。
勝負は一瞬だった。
あえなく仮想:悪臭犯は、その侵入ルートを明らかにした。
解き放たれたトレースガスは、やはり出入口から姿を現し、センサーにキャッチされたのだった。
その後、侵入ルートである躯体の隙間をパテ等で完全閉塞すると、悪臭事件は無事に解決したという。
「ありがとうございました。これで安心して寝られます」
T様邸に訪れた「深呼吸空間」を創造した、におい刑事とクサ相棒。
ミッションをクリアし、また次のニオイ事件の捜査に向かった。
シーズン2に続く・・。
※本ストーリーは、実際の臭気調査現場に基づいて書かれておりますが、一部時系列の前後があったり、用語の脚色があります。弊社の臭気調査をストーリー形式で分かりやすくご説明するものですので、予めご了承願います。
~シーズン2~ ニオイの謎を解け!「におい刑事」悪臭だけの特命係/クサ相棒
「御客様が入店されて、ニオイが臭いから帰られてしまった!?」
「ありえない・・」。悪臭だけの特命係、におい刑事の松林と、クサ相棒の佐藤は、
このニオイ事件がいかに緊急性の高いものかを、長年の経験から感じ取っていた。
「すぐに来て欲しい」。
受話器を握るクサ相棒:佐藤の手にも、思わず汗がにじむ。
事件現場は関東圏でも、中部圏でも、関西圏でもない。
それでも即決した。
「最短で行ける日を調整し、駆け付けます」と。
こうして悪臭だけの特命係:シーズン2は幕を開けた。
におい刑事とクサ相棒は七つ道具を準備し、ニオイ・デ・CARで現場へ。
悪臭だけの特命係が到着するや否や、飲食店のオーナーから悲痛の訴えが寄せられる。
「謎の悪臭が原因で、御客様が激減している!」
「悪臭犯により被害は日に日に増大している!」
「新鮮な刺身や食材にもニオイが附着するのが怖い」
「一刻も早くニオイ事件を解決なければ、お店が存続出来なくなるかも・・」
悲痛な叫びを受け、におい刑事:松林とクサ相棒:佐藤は、
飲食店のにおい事件の謎を解くべく、焦る気持ちを抑え、鼻を整えた。
デカは足で情報を稼ぐが、におい刑事とクサ相棒は、鼻で情報を稼ぐのが基本だ。
事件現場は、雑居ビルのB1F。
オーナーは焦っている。こんな時こそ冷静に、慎重に。
「お任せ下さい、必ずやニオイ犯を突き止めてみせます」
と悪臭だけの特命係は言い切り、先入観の無いように、ニオイ捜査に入った。
現場に入り、状況を即座に確認する。
二人は何も言わず、予め決めていたかのように二手に分かれた。
におい刑事は水回り。
クサ相棒は、コンロ廻りや客席、空間を嗅ぎ廻る。
ちなみに、におい刑事は直感タイプで、クサ相棒は理論タイプ。
この二人のニオイ捜査は、まるで磁石のプラス極とマイナス極のように、
正反対の正確が絶妙なバランスでハーモニーを奏でる。
しかし・・。
水回り関係も、空間も、特にニオイ犯の存在は無かった。
「またか・・」。
ニオイ捜査事件の特命係が踏み込むと、多くのケースでは悪臭犯は身を潜める。
あれだけ飲食店を困らせていたニオイが、捜査当日に限って、無くなっているのだ・・。
「いや、絶対その痕跡は残しているはずだ、僅かな証拠でも嗅ぎ当てるぞ」
悪臭だけの特命係は、鍛え抜かれた嗅覚に、さらにドライブをかけるために、
七つ道具の一つ、「活性炭マスク」(防毒マスク)を装着。
「絶対嗅ぎ逃さない!」
飲食店内や外回りをくまなく嗅ぎ廻っていった。
ここで七つ道具の一つ、活性炭マスク(防毒マスク)を紹介しよう。
これは、毒性のガスをも吸着する高性能フィルターを有している。
通常、工場の排気臭対策等では、身を守る為に使用するのだが、
ニオイ捜査の際には、嗅覚の順応を解いてくれる、心強い味方となってくれるのだ。
闇雲に活性炭マスクを装着しても、活性炭マスクの素材そのものが臭う為、
あくまで経験豊富なベテランで、嗅覚を使いこなせる臭気判定士のみが操れる
専売特許的な七つ道具の一つだ。
それでも。
やはりニオイ犯は姿を現さない。
特命係が来ると知り、完全に隠れ潜んでしまったのだろうか。
ここで、におい刑事とクサ相棒は、初めてオーナーにこちらから聞き込みを開始した。
困り果て、焦るオーナーの証言を慎重に整理していくと、驚くべき新情報が明らかになった!!
「ニオイ犯は周期的に姿を現す」
「しかも客が多い時に限って、耐えきれないくらいのニオイを発する」
この2つの証言を得た、におい刑事とクサ相棒が、思わず目を合わせる。
「ニオイ犯を誘い出せるかもしれない」と。
二人は目と目で会話をし、すぐさま行動に移った。
まずは現場周辺を嗅ぎ廻る。嗅ぐだけではなく、目視でも怪しい箇所をチェックしていく。
同時に七つ道具の一つ、ケムカンもクサ相棒は常に手放さない。
天井裏、床下・・。くまなくチェックしていく。
捜査スピードがぐんぐん上がっていく。
核心に近づいているのか??
悪臭だけの特命係が、急遽二手に分かれた。
におい刑事はトイレに急行し、何度も水を流す。
クサ相棒は汚水槽のマンホールに挑む。
この2人、一体何をしようというのか??
「いけそうか?」
トイレからにおい刑事が叫ぶ。
「まだ水量が足りませんっ、ゲホッゲホッ・・」
凄まじい悪臭に反撃をくらい、咳き込みながらも現場を離れないクサ相棒。
「今、動かそうと棒でつついているのですが、動きそうもありません」
ニオイ犯を誘き出そうというまさに体と鼻を張った作戦だ。
その間、あまりに悪臭犯の親玉「硫化水素」の反撃が激しい為、
悪臭だけの特命係は七つ道具の一つ、
「フレックスポンプと無臭袋」で悪臭犯の一部を逮捕する作戦に出た。
無臭袋に悪臭犯を確保し、オーナーに嗅いで貰うのだ。
「これだ!ここまで強くないかもしれませんが、まさに我々を悩ませる悪臭はこれです!」
オーナーの声も思わずうわずる。
やはりこれだ。
ここで七つ道具の一つ、トレースガスをセットした。
「トレースガスを解き放ちます」
クサ相棒:佐藤が、頼れる武器:トレースガスを汚水槽の中に解き放つ。
それを待ち受けるのは、におい刑事と、七つ道具の一つ:においセンサーだ。
「凄い・・、クソッ、やばいな、クサ相棒、こちらを手伝ってくれ!」
におい刑事からすぐに応援要請が入った。
誘き出された悪臭犯によって、店内は恐ろしいほどの汚水臭に占拠されていた。
あちこちで飛び出した悪臭犯とともにトレースガスの反応が出る。
あまりに強く反応が出すぎる為、的確な判断が出来にくい状況に現場は混乱する。
もちろん悪臭だけの特命係はあきらめない。
悪臭犯の発生ルートを追い続ける。
そのときだ。
「凄いのを発見しました~!!」
クサ相棒の一言で現場は急展開を迎える。
最も強く悪臭が出てくる「謎の穴」を発見したのだ!
「これは?なんだ?」
確かにこの穴から出てくる悪臭が、最も強く、勢いも早い。
「穴の中はどうなっている?」
点検口もなく、全く確認する事が出来ない。
七つ道具の一つ、「ファイバースコープ」でも見えない。
しかし必ずそこに何かある。
オーナーに確認すると、記憶を必死辿り、思い出したように、
「昔、上の階は飲食店だったはずです」
「でも今は、リニューアルされているので何もないですよ」
という証言。
本当にシロなのか?アリバイは成立しているのか?
「いや、それでも必ず何かあります」。
悪臭だけの特命係は、オーナーに依頼し、内装業者さんによるチェックを依頼した。
すると。
そこには昔の配管の切り放しが残されていたのだ・・・。
謎は全て解けた。
また一つ、悪臭事件を捜査し、嗅ぎ廻って解決した、におい刑事:松林と、クサ相棒:佐藤は、疲弊しきった嗅覚と、推理しきった頭脳を休めつつ、次の現場へ向かうのだった。
シーズン3へ続く・・。
※本ストーリーは、実際の臭気調査現場に基づいて書かれておりますが、一部時系列の前後があったり、用語の脚色があります。弊社の臭気調査をストーリー形式で分かりやすくご説明するものですので、予めご了承願います。